旅行記 PR

2023年GW東北旅行(2日目) 東日本大震災の遺構を見て回る

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

東日本大震災の遺構をメインに回る2日目です。
結構な数のスポットを回ることにしたので、てんやわんやで疲れました。
再訪したいスポットがはっきりしたので、次来る時は訪問先を絞ってゆっくり見たいと思います。

1日目の旅行記はこちら

コバルトライン

スケジュールが厳しかったので、早起きしてコバルトラインを走りました。
東側の道は空いています。
道自体は幅もあり走りやすい上にクネクネしていて楽しいですが、海はほとんど見えません。
ひたすら走るのならばいい感じの道です。

最南端には駐車場があり、海と車を一緒に撮れますが構図が難しいです…。

西側は海が見えます。
民家などもあり、東側に比べて活気があります。
交通量もそれなりにありました。

今回は時計回りしてしまいましたが、コバルトラインは反時計回りの方が見晴らしが良さそうです。

石巻市震災遺構 門脇小学校

中まで見学できる遺構です。
コバルトライン巡りが想像以上にスムーズに済んだので開館時間に入れました。
こちらの学校では人的被害が出ていないとのことで、比較的落ち着いた気持ちで見学できました。

仮設住宅も展示されており実際に中に入れます。
意外に広いですが、プレハブなので暑さ・寒さが大変そうでした。

津波の高さ以上の外壁にダメージがあるのが謎でしたが、火災が原因だそうです。

みやぎ東日本大震災津波伝承館

門脇小学校からも歩いていける距離にありますが、面倒&門脇小学校の駐車場の枠が少ないので車を移動させました。
この建物、高さが津波の高さと一緒だそうです…。
こちらの展示内容は津波の危険性を訴えるもので、自分ごととして受け止めました。
展示内容はコンパクトですが、無料ですし門脇小学校に来たら寄ることをオススメします。

ところで、松島はよく戦闘機が爆音で飛んでいます。
どうやら訓練機だそうです。

東日本大震災遺構 旧女川交番

津波の引き波被害にあったと思われる交番です。
サイズ的には小さいですが、コンクリの建物にも関わらず基礎からひっくり返されてしまった世界的にも珍しい例だそうです。
コンパクトながら存在感があります。
遺構内で緑が育っているのもなんとも不思議な雰囲気です。
女川駅に来たらぜひ寄ってみてください。

「女川海の膳 ニューこのり」さんで昼食

Googlemapで見て評価のいいところに入ってみました。
海鮮丼にハーフがあるのが嬉しいですね。
お値段はハーフでも2,000円以上しますけども。汗
ここで控えめにしておいて、後から南三陸さんさん商店街でも海鮮丼を楽しむのもいいかもしれません。
なお少食な自分の場合はハーフで普通にお腹いっぱいになりました。

こちら、お味は美味しかったです。
ウニはハズレを引くことが多いですが、こちらは美味しかったです。
どのネタもアタリでした。
ただ一番乗りで海鮮丼を頼んだのに料理が出てくるまで15分待たされたのは謎でした。

女川駅

よく見る女川駅です。
この季節は鯉のぼりが泳いでいました。
女川駅の3階には展望台があるので、ぜひ寄ってみてください。
なおエレベーターはないので足が悪い人にはちょっとつらいです。

震災遺構大川小学校

犠牲者が出てしまった小学校の遺構です。
犠牲者が出ている遺構は重苦しく感じてしまいます。
学校は壁が破壊されており、ダメージの大きさを感じます。
太いコンクリの支柱が倒れているのもインパクトがあります。

すぐ裏手には山があります。
そこに逃げられていればとも思いますが、当時は雪で足場が悪かったり、倒木などのリスクを加味して逃げ込まなかったようです。
結果論ではなんともいえないところですが、この件は裁判になっていますね。

先生たちも生徒を生かしたかったろうに、そして亡くなった先生たちにも家族がいるわけで、などと考えているととても痛ましい気持ちになります。

広島の原爆資料館を見学した時のような重たい気持ちになりました。

ブライダルパレス高野会館

こちらは避難がうまく行った建物です。
堤防よりも低い位置にあり、津波はかなり高い場所まで達したようです。
民間の遺構だからか、管理は厳重という感じではなく、侵入されている形跡もありました…。
遺構を荒らすのはやめて欲しいものです。

南三陸さんさん商店街

ブライダルパレス高野会館のすぐ近くにあります。
丼ものを扱うお店が多いようでした。
思っていたよりも小規模です。
商店街に人はあまりいませんでしたが、駐車場はほぼ満車だったのは何故だろう?

南三陸311メモリアル

展望台があり、防災庁舎とブライダルパレス高野会館、そして海が見えます。
展示内容は控えめでした。

南三陸旧防災対策庁舎

こちらも犠牲者が出ている遺構です。
床面は補修されているのか真新しい感じですが、非常階段の歪みが津波の恐ろしさを伝えてくれます。

なお、商店街から防災庁舎へは変わったデザインの橋を渡ります。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(旧気仙沼向洋高校)

最初に13分の映像を見せてくれますが、ガッツリと津波の映像なので苦手な人はやめておきましょう。
自分の場合、ちょっと気分が悪くなってしまいました。

校舎内は堆積物がそのままにしてある部分もあるようで、見学できます。
いろんなものがあり、被害の大きさを感じられます。

自動車が校舎の間に挟まっているのはかなりのインパクトがありました。

校舎のすぐ隣はゴルフ場になっており、お年寄りの楽しそうな声が聞こえてくるのでまたそれがギャップとなりました。
笑い声が聞こえるような場所に復興が進んでよかったなと…。

陸前高田市立気仙中学校

人的被害はなかったようですが、来る者を拒絶するような雰囲気の場所でした。
国道にはここの案内の看板が出ていないんですよ。
行ってみてもひっそりと駐車場とトイレがあるくらいで…。

中を見学するには事前(一週間以上前)に予約が必要なようです。

奇跡の一本松

なんだかんだと話題になっていた一本松です。
実際に見てみるとかなり大きかったです。
仕方ないことですが、作り物感はそれなりにありました。

陸前高田ユースホステル

奇跡の一本松のすぐ横にあるユースホステル跡です。
こちらは震災当時すでに操業停止しており、人的被害はなかったそうです。
建物はかなり大きなダメージを受けており、水に浸かっていました。

堤防

すぐ近くの堤防に登れたので登ってみました。
かなり眺めが良かったですが、なんとも複雑な気分です。
献花台があったので手を合わせておきました。
時間があったらゆっくり堤防を歩いてみたかったです。

東日本大震災津波伝承館

SNSでもたまに見かける建物です。
東館と西館に分かれており、東館が資料館、西館が道の駅です。
資料館はコンパクトながら見応えがありました。
時間があったら映像もじっくりみたかったです。

下宿定住促進住宅

国道沿いに見えるひっそりとした遺構です。
裏手に駐車場があります。

最上階は津波が達しておらず綺麗な状態ですが、その下の階は…。
正面から津波を受けて、裏手へ抜けていったのが見て取れます。

ホテルルートイン宮古へ

その後は三陸沿岸道路をひたすら北上して宿を目指します。
三陸沿岸道路って無料区間が結構あるのですね。
驚きました。

なおこの頃にはスマホの充電が切れかけておりギリギリのカーナビとなりました。
Spotifyでラジオを聴きながらカーナビを使うとPixel 7 Proでも1日は持たないみたいです。
それはいいですが、S660のUSBポートは給電量が少なくともちょっとずつしかバッテリーが回復せずに困りました。
遠出をする時は前のようにモバイルバッテリーを持ち歩くのが良さそうです。
できれば荷物は減らしたいんですが。

ついでに、デジカメの充電器と予備バッテリーを家に忘れてきたことにも気がつきました。
バッテリーが切れたらあとはスマホで乗り切ります…。

それはさておき、ホテルルートイン宮古に辿り着きました。
周りには何もない感じです。
少し北上すると市街地に出るので、そこでラーメンをいただきました。

へとへとだったのさっさと風呂に入って回復をはかります。
安定のルートインで、洗い場は多く、湯船も広くて満足です。

なお、ホテルにはレストランがあり、夜も営業していました。
食べに出ずにホテルで食べて仕舞えば良かったです。

それにしても携帯の電波の入りが悪いです。
Docomoでアンテナも立ちますが、途切れ途切れです。

3日目の旅行記はこちら